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無痛分娩で2人を出産した体験談【本当は痛い?当日の流れは?費用は?】

無痛分娩で2人を出産した体験談 出産

「ご懐妊ですね。おめでとうございます!」

お医者さんからこう言われてとてもうれしでかったですよね。

でも、それと同時に出産の恐怖を感じる方も多いのではないでしょうか。

私もその一人で鼻からスイカを出すなんて想像もできず、体験もしたくなく・・・
無痛分娩を選択しました。

1人目を産んだ友達が「2人目は無痛分娩にしたいからどうだったか教えて!」と言われることが多かったのでこの記事を書きました。

欧米では大多数が無痛分娩ですが日本では少数派のため情報が少ないと感じています。

無痛分娩にするか悩んでいる方の参考になれば幸いです。


妊娠確定したらすぐ病院で分娩予約!

電話を持つ人
pixabay

私は里帰り出産の予定だったため実家近くの無痛分娩ができる病院を探しました。

無痛分娩可能な病院はまだ数も少なく、すぐ連絡して分娩予約しないと受け入れてもらえないことも多いです。

妊娠確定したらここで産みたいという病院にすぐ連絡しましょう。

迷っていたらとりあえず無痛分娩のできる病院へ

すこしでも無痛分娩に興味があるようだったらとりあえず無痛分娩が可能な病院を選びましょう。

後から無痛分娩にすることはできませんが、無痛分娩を予定していてもぎりぎりになって普通分娩に変更は可能です。

1人目の出産【計画無痛分娩】

赤ちゃんの手
Unsplash

計画分娩の一般的な流れ

私が出産した病院での計画分娩の一般的な流れ。

初めてのお産の場合

8時来院
母児の元気の確認後子宮内にメトロ(風船みたいに膨らませて子宮口を開くもの)を挿入し1時間後に子宮収縮剤の点滴を始める
午後2~3時頃メトロ脱出(子宮口6~7㎝)
破水させると2~3時間後の午後4~6時にお産

お産の経験がある場合

9時来院
母児の元気の確認後子宮内にメトロ(風船みたいに膨らませて子宮口を開くもの)を挿入し1時間後に子宮収縮剤の点滴を始める
お昼前後にメトロ脱出(子宮口6~7㎝)
破水させると1~2時間後の午後2~3時にお産

私の出産の流れ

朝8時病院につき、陣痛室に通されました。

病院着に着替え、産褥パンツに履き替えます。

お腹に赤ちゃんの心拍やお腹の張りが確認できるベルトを巻き、お医者さんと助産師さんに体調確認をしてもらいます。

9時頃バルーンを入れます。

「できればバルーンがぬけるまで頑張ってください。もし辛かったら声をかけてください!」といわれました。

10時頃子宮収縮剤の投与を開始します。

30分後ぐらいには少しずつ生理痛のような痛みがきて

11時ごろには痛みに耐えるため無言に。

そんな中、主人は隣で寝ているという…

今思い出すとめちゃくちゃ頭にきますが、その時は怒る余裕もなかったです。

何度か先生が確認に来てくれて「我慢できなくなったらいってください!」と言ってくれるのですが、「我慢できないってどれくらいだよ!!」と思いながらしばらく耐えていました。

11時30分ごろ先生の「もう麻酔入れても子宮口の開き具合に影響はないけどどうする?」と言われたので麻酔をお願いしました。

それからそのベッドで硬膜外麻酔(脊髄神経の部分に麻酔をする)を開始しました。

まず、背中を丸めて動かないようにします。(めちゃくちゃ怖かったです・・・)

背中の部分に局所麻酔をします。(少しちくっとしました。)

次に太めの針を刺して針越しに細い管を入れます。(ぐーっと押される感じがしました。)

管が入ったらその管から麻酔を投与します。(背中がひんやりします。)

すると!!

30分くらいたつと痛くない!!

優雅にお昼ご飯を頂きました。

それから1時間ぐらいするとだんだん麻酔がきれだしまただんだん痛くなってきたので呼び出しボタンを押しました。

麻酔を追加してもらい、子宮口の確認をしてもらうとバルーンは抜けていました。

6時までの間に麻酔の追加を3回。

なかなか子宮口が開かないので「もう明日になるかもねー」と言われてしまいました。

ところが、急に警告音!!

「赤ちゃんが苦しくなっているので分娩室に移動します!」

訳も分からず車いすに乗せられます。(足がしびれているので歩けません。)

「ヤバイ!!麻酔が切れかけてる!」と思い

「腰が痛いです!腰が痛いです!」と叫んでいました。

その後麻酔を追加してもらい痛みはなくなりました。

分娩台に乗せられて陣痛促進剤を多めに入れてもらい、いきみましたが出てくる気配なし・・・

赤ちゃんの心拍は安定したみたいですが、吸引で引いてしまおうということになり吸引の機械が登場。

無痛分娩だと吸引になりやすいとは聞いていましたが案の定!

吸引カップを赤ちゃんの頭につけて引っ張りながらもう一人の先生がおなかに乗って押します。

会陰切開のパチンという音が聞こえました。

すると「下、下、出てきてるよ!」

と言われ見てみると赤ちゃんが出てきていました。

夜7時頃無事長男が生まれました。

あっという間で実感がわかず・・・

テレビで出産シーンを見て号泣していたのに自分の出産では全然泣けませんでした。

赤ちゃんを見て思ったことは「あれっ、思っていた顔と違うぞ。」でした。

無痛分娩だと感動が薄れるというのは本当かもなあと思います。

出産後は会陰切開したところを塗ってもらい、陣痛室に戻りました。

無痛分娩だったからか意外と体力は残っていて夕食をもりもり食べました。

その後車いすで病室で休憩。

まだ麻酔が残っているので助産師さんとトイレに行こうと立ち上がると貧血で倒れました。

人生初の貧血。思ったよりも体は疲弊していたようです。

そして次に襲い掛かるのは後陣痛。

これから怒涛の日々が始まります。

少しでも体力が温存できる無痛分娩を選んでよかったと思いながら眠りにつきました。

2人目の出産【無痛分娩】

お母さんと赤ちゃん
Unsplash

朝起きるとおしるしが!

「まだ37週だし。まあ、おしるしがあったからってすぐ生まれるわけではないよなあ。」と思ってのんきに過ごしていました。

夕方ごろ「なんかおなか痛いんだよなー。これが前駆陣痛なのかなあ。」と思っていたのですが、だんだん感覚が小さくなっている・・・

午後8時ごろ病院に連絡しとりあえず見てもらうことに。

午後8時時半頃病院に着き、診察を受けると即入院ということでびっくり!

コロナの関係で退院までの間は家族、友人誰にも会うことができません。

隔離生活の始まりです・・・

また陣痛室で病院着に着替え、産褥パンツに履き替え、おなかにベルトを巻きます。

前回の出産とは違い、早めに陣痛が来たので陣痛促進剤は使わず痛みが強くなるのを待ちました。

だんだん痛みが強くなり、11時頃には生理痛のめっちゃ痛いやつぐらいになっていました。

助産師さんに「経産婦さんだから早めに麻酔初めても大丈夫だよー!」と言われたので麻酔開始をお願いしました。

計画分娩でなかったのでいつもの先生ではなく、当直の先生で少し不安でした。

前回はベッドで麻酔の管を入れましたが今回は分娩室に移動して処置を受けました。

分娩台に横になり待っていると先生が現れました。

先生と助産師さんの会話を聞いているとなんだか慣れていない感・・・

「怖い!!」

でも先生だから大丈夫と背中を丸めて覚悟を決めます。

1回目管がうまく入らず、やり直し。

2回目で無事入れることができました。

これで一安心と思ったら右側だけ麻酔が効きません・・・

2回麻酔を足してもらいましたが右側が痛いまま・・・

再度分娩室に戻り管の入れ直しを行いました。

深夜12時30頃右側もやっと麻酔が効いてきました。

管が少し左寄りに入ってしまったため右側だけ麻酔が効かなかったようです。

そのあと3時ごろに破水し1時間ほどいきみましたがなかなか出てきてくれませんでした。

4時30頃分娩室に移動してまた1時間ほどいきみました。

今度は助産師さん2人がかりで1人はおなかを力いっぱい押します。

おなかを押されると痛くて息もできなくて殺されるのではないかと思うほどでした。

麻酔が効いていてうまくいきめていなかったのかもしれません。

5時30頃やっと赤ちゃんが出てきました。

立ち合いもいなかったのでなんと自分で生まれる瞬間の動画を撮影しました。

こんなこと無痛分娩でなければできないですよね。

6日間誰とも面会ができませんでしたが、面会がない分休める時間が多かったのでこれはこれでいい体験だったなと思いました。

無痛分娩の費用

お金
Unsplash

私の出産した病院では無痛分娩にするとプラス100,000円、計画分娩にするとプラス10,000円でした。

私が東京で通っていた病院では無痛分娩にするとプラス200,000円、計画分娩にすると33,000円でした。

病室の料金などもそうですが病院によりかなり差があると思いますので直接病院で確認しましょう。

無痛分娩は痛いのか

結論、麻酔が効いているときは痛くない!

私が出産した病院ではある程度子宮口が開いてから麻酔をしましたが、病院によってはなるべく痛みを少なくするように陣痛促進剤投与と同時に麻酔を開始する場合もあります。

硬膜外麻酔のデメリット

・麻酔一般の注意 血圧の低下、局所麻酔中毒、麻酔アレルギー

・足が痺れるので大勢を注意する

・収縮剤の使用頻度があがる

・長時間行うと熱が上がることがある

まとめ

兄弟が手をつないでいる
pixabay

私は無痛分娩を選んでよかったと思っていますし、後悔もありません。

普通分娩、和通分娩、無痛分娩、帝王切開、どのように生まれてもかわいい我が子に変わりはありません。

一人として同じお産はありません。

皆さんのお産が素晴らしいものになることを祈っています。





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